捻挫を繰り返す足首と股関節の動きが改善した症例
ご来院時のお悩み
ダンスをされている40代女性。
以前から、
- 足首を何度も捻挫してしまう
- 足裏のアーチが少ない
- 足首がしっかりはまっていないような感覚がある
- 内くるぶし周囲が定期的に腫れる
という症状が続いていました。
さらに、
- 左前十字靭帯損傷の既往
- X脚
- 右膝の反張膝
- 右足で床を押しにくい
- 内反小趾
など複数の問題があり、ダンス中の安定性にも影響が出ていました。
お身体の状態
姿勢や動作を詳しく評価すると、
右足では、
- 回内足
- 足部アーチの低下
- 脛骨内旋
- 反張膝
- 足関節底屈制限
- 足背部(長趾伸筋・長母趾伸筋周囲)の硬結
が認められました。
一見すると足首そのものの問題に見えますが、実際には脛骨の回旋異常や反張膝によって距腿関節の動きが制限され、足首が十分に動けない状態となっていました。
また股関節では、
- 内旋可動域の増加
- 外旋・伸展可動域の低下
が認められ、下肢全体が内側へねじれやすい運動パターンとなっていました。
左足では、右足を無意識にかばうことで内側荷重が強くなり
- 後脛骨筋
- 長母趾屈筋
の緊張が強く、内くるぶし後方に圧痛と足首の可動域制限が認められました。
さらに左膝では、前十字靭帯損傷後の影響により膝伸展制限が残存し、膝蓋骨(パテラ)の可動性も低下していました。
その影響から大腿四頭筋が過緊張となり、臀部の筋緊張や坐骨神経痛につながっていると考えられました。
施術内容
まず右下肢では、
- 脛骨の回旋調整
- 膝関節アライメントの改善
- 反張膝へのアプローチ
を行い、足首が動ける土台を作りました。
その後、
- 足関節の可動域改善
- 足背部の軟部組織調整
- 股関節外旋・伸展可動域の改善
を実施しました。
左下肢では、
- 後脛骨筋
- 長母趾屈筋
の緊張を改善し、内くるぶし周囲の負担を軽減しました。
さらに、
- パテラモビリティの改善
- 膝伸展可動域の改善
- 大腿四頭筋の緊張緩和
- 臀部の調整
を行い、既往歴による運動制限へアプローチしました。
施術後の変化
施術後は、
- 足首の可動域改善
- 右足で床を押す感覚の向上
- X脚の改善
- 股関節の動きの改善
- 内くるぶし周囲の違和感軽減
- ダンス時の安定性向上
- 臀部の緊張および坐骨神経痛の改善
がみられました。
VCL足首姿勢改善ラボの考え方
今回の症例では、足首だけを施術していても十分な改善は得られなかったと考えられます。
足部の支持機能低下から、
回内足
↓
脛骨内旋
↓
反張膝
↓
股関節内旋
↓
骨盤・体幹の代償
という運動連鎖が生じていました。
さらに、左前十字靭帯損傷という既往歴が左右の荷重バランスに影響し、反対側の足首や股関節へも負担をかけていたと考えられます。
VCL足首姿勢改善ラボでは、痛みがある部位だけではなく、既往歴や全身の運動連鎖まで評価し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
※施術効果には個人差があります。
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